令和4年度の雇用関係助成金 from パブリックコメント(2022.03.07更新)

たかはし社会保険労務士事務所の高橋です!

雇用関係助成金は、毎年、新年度になるタイミングでラインナップや要件が変更されます。そして、助成金マニアしか知らない話ですが、新年度直前にパブリックコメントとして、ひっそりと改正案が公開されるのです。詳細は、こちら

今回は、このパブリックコメントを基に、来年度の主なトピックスをお伝えします!

 

1)65歳超雇用推進助成金 65歳超継続雇用促進コース:×(実質的に支給額がDown)

定年年齢の引上げ等をした場合に支給される助成金です。令和3年度は拡充されたため、あっという間に予算が尽きてしまいました。この反省を踏まえて、令和4年度は、60歳以上の被保険者数に応じて区分を細分化するようです。60歳以上の被保険者数が4人以上いないと、支給額がかなり低額となります。


2)両立支援等助成金 出生時両立支援コース:××(支給額が大幅Down)

令和3年度までは、イクメンの1人目について57万円を支給していました。また、2人目以降も、取得日数に応じた支給をしていました。令和4年度は、20万円+取得率UPの達成期間に応じた支給額が、1回に限り支給されます。一気に不人気となるように思います。

 

3)キャリアアップ助成金 正社員化コース:△(無期転換廃止、正社員要件が厳格化)

令和4年度からは、無期転換が廃止され、正社員転換のみになります。

・有期⇒正規:57万円

・無期⇒正規:28.5万円

・有期⇒無期:(廃止)

また、令和4年10月1日以降に正社員転換する場合は、賞与又は退職金」及び「昇給」が適用されるものに限り対象となります。なお、すでに適用されていますが、人材開発支援助成金の特定の訓練 修了後に正社員化した場合は助成額が加算されます。


4)人材開発支援助成金 特別育成訓練コース:△(OJT助成額が大幅Down)

有期実習型訓練(OJTとOff-JTの組み合わせ訓練)におけるOJT助成額が、1時間当たりから、1訓練当たりの支給額に変更されます。上限額が10万円程度なので、実質的には大幅ダウンとなります。

これまで人気があった助成金の支給額や要件が、一気に厳しくなった印象があります。弊所では、これまで積極的に申請してこなかった助成金についても、来年度は取り組む予定です!

※本コラムの内容は、執筆時点で公表されている情報や施行されている法令に基づきます。

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